
畳のピンチです
8月5日に山梨県畳同業組合連合会専務理・全日本畳事業協同組合技能推進委員長の山梨県甲府市の堀田畳製作所・堀田社長から『日本の畳のピンチです。八代市のい草農家さんに給水ポンプを届けられないか?』とお話しをいただきました。畳は8割が安価な外国産、2割が国産で国産畳を作るための『い草』のほとんどが熊本県で作られ、その98%が八代市のい草農家さんだそうです。令和8年熊本地震によりい草の田んぼへ水を供給する用水路が破損し、このままではい草が全滅して畳が作れなくなるとのこと。

九州へ
KOUSAKUは『川から給水できる汚水用の給水ポンプを置いてないか?』北九州のありとあらゆるホームセンターに連絡をし、それを守屋氏は自身の会社A-TRUCK・九州支店の澤田店長へ購入のため走らせた。何とか閉店までに3台を購入することができ、その情報を受けKOUSAKU&守ちゃん(守屋)は緊急で翌6日に新幹線で九州へ向かった。

小倉駅でハイエースに乗り換え
小倉駅に到着し、A-TRUCK九州支店スタッフからハイエースを受け取り我々は守ちゃんの運転で熊本県八代市へ向かった


道中被災した家屋があちこちに
1週間前の7月30日は九州自動車道が益城熊本空港までしか行けなかったが、この日は松橋インターまで開通しておりかなりの時間短縮となり、約束の時間通りに進みました。高速を降りてからは、地震で倒壊した家屋が至る所にあり、道路は補修が進んでいましたが陥没や隆起ヶ所がかなりありました。


目的地へ到着
今回の目的地であるい草の聖地である八代市のい草農家・溝口さんのお宅へ到着。堀田さんからの情報でい草界のホープで若干25歳の溝口さんを助けてほしいという話通り、20歳で家を継ぎようやく軌道に乗ってきたところでの今回の被災。そんな溝口さんにお会いし、そして織機の置いてる今にも倒壊しそうな状態の母屋を確認しました。



急遽織機救出へ
現場に千葉県から支援TEAM・BATMANメンバーで平山防水企画株式会社から、若手2人の小林くんと南波君が来てくれたことにより、織機救出の視察予定を変更して急遽救出作業に切り替え作業開始


作業開始
いつ倒壊してもおかしくない母屋から最新の注意を払い、かなり重量のある織機の下部にバールを差し込み木材を入れ、テコの原理を利用して車輪を入れ込み1台づつ救出。猛暑の室内。そしてい草を染めるための粉が舞い、呼吸にも負担がかかる。












溝口さん宅の織機を5機救出
倒壊という恐怖と闘いながら無事に母屋から織機5台を救出。山梨の堀田さんからも以下のメッセージが。
『溝口さんは年間約7,000枚ほど畳表を折り上げてくれます。機械が無事でなかったら、来季7,000枚が生産出来ない、世に出回らない事になります。今日の作業だけで1,000室の和室の畳を救った計算になります。
生田さんもしかり、同じことが言えます。今日の功績は、日本文化を、和室を2,000室救った事と同じです。
素晴らしい救出劇でした。』

当初の目的、給水ポンプを届けに
